年末大掃除は家中をキレイにする大切なイベント。しかし、多くの人が「思ったほどスッキリ片付かなかった」と感じています。
毎年年末大掃除をしているが、「なぜ、思うようにスッキリ片付かない」と感じている人、またその原因や解決策を探している人に知って欲しい。
頑張って大掃除したのに、なんだかスッキリしないと思う原因は、実は意外なところにあります。今回は、その原因と解決方法をお伝えしていきます。
なぜスッキリ片づかないのか?主な原因とは?
片づかない原因を徹底分析すると以下の問題があります。
目的が曖昧になっている
何のために大掃除をしているかが不明確だと片づけの効果が半減します。
ちなみに掃除も片づけも、キレイにするという意味では似たような言葉ですが、掃除とは、「汚れを取り除く」という意味があります。一方で、片づけとは「使ったモノを元の場所に戻す」という意味があります。 似た言葉ですが役割は全然違うのです。
大掃除で『汚れを落とすのか』、『散らかっているものを片づけるのか』目的を決めましょう。
物の多さが原因
多くの不要な物が部屋の中や収納場所を埋めてしまうと、必要な物を収めることができなくなるので、まずは、
不要な物、使っていない物、ゴミを捨てる・あげる・売るなどで、外に出さなければいけません。物を減らす事で、片づける場所ができ、掃除もしやすくなります。
収納方法が間違っている
部屋の中の見た目だけ整えても、収納場所や収納方法が使いにくいと散らかった状態にリバウンドしやすいです物には、あなたの家のライフスタイルや生活動線、使用場所で適切な収納方法があります。片づけにくい、掃除がしにくい場合は、収納方法を見直しましょう。
掃除の順番や方法が非効率
適切な手順を踏まずに掃除を進めてしまい、全体的なスッキリ感が得られない方は多くいます。
片づけの適切な手順とは
①しまっている物を全部出す⇒②いる・いらないに分ける⇒③いるものだけをしまう
の3ステップです。
引き出しや棚の中の物を出してみると、意外と多くの物があります。物を全部出してから、いる・いらないに分けて、いらないものを処分していきます。この整理をやらないと物は減らず、引出しや棚に物が詰め込まれ、掃除がしにくい、掃除できず、スッキリした状態になりません。まずは、この3ステップから行いましょう。
物が捨てられない心理的なハードルがある
感情的に物を手放せないなど、心のブロックがあると、不要なものをため込み過ぎて、掃除の妨げになってしまいます。
・いつか使うからと思っていて、ずっと使っていない物
・誰かにあげようと思って残している物
などは、今、本当に必要なものかを考えて、いる、いらないに分けてみましょう。
スッキリ片づくために年末大掃除の計画しましょう
今年はスッキリ片づくための大掃除プランを立ててみませんか?
・片づけをする日を決める
・どこを片づけるか決める
・誰が担当するか決める
など、部屋ごとのゴールや目的を明確にし、何を達成したいのかを具体的に決めることで、満足する状態にすることができます。
部屋別の掃除が楽になる収納術を紹介
キッチン収納術
キッチンの片づけのご依頼で伺うお宅でよく見るのは、水ハネ・油ハネする部分にたくさん物を置いている光景です。キッチンの掃除をもっと楽にするためには、水ハネ・油ハネするエリアには、できるだけ必要最低限の物だけを置くようにするのが良いですね。
例えば、意外と掃除が面倒な洗いかごをなくして乾きやすいタオルに代えてみると、使い終わったらそのつど洗濯機へポイッとするだけで掃除ができるので、カビや水アカ掃除とはお別れできます。
調味料やキッチンツールも、キッチンパネルを活用して浮かせる収納にすると、キッチントップの汚れがサッと掃除できますよ。
浴室の収納術
お風呂の床は石灰で白くなる、ピンクカビ、黒カビが発生して掃除が大変ですよね。
浴室の掃除の前に、使っていないシャンプーボトルやお子さんがもう飽きているお風呂用おもちゃなど、物の処分から行いましょう。また、あまり使わない物は、水ハネしない場所に移すか、手放しましょう。
浴室の壁にマグネットやフイルムフックがつくのであれば浮かせる収納にしましょう。シャンプーボトルやフロ椅子、掃除アイテムなどは、「かける」「くっつける」などで、浴室の床から浮かせることができます。
これらの収納用品はホームセンターやネットでも、アイテムがいろいろ売っていますよ。
浮かせることで、掃除が楽にできます。
洗面所の収納術
シンク周りに歯ブラシや紙ゴム、化粧品、電動歯ブラシやシェーバーの充電スポットなど、多くの物を置きたくなりますよね。しかし、洗面所の掃除を楽にしたかったら、基本的に水ハネする部分には物を置かないのがベストです。
洗面所は洗剤の他に、家族が個別にアイテムを持ち寄るので、いる・いらないの整理に時間がかかる場所です。洗面所の整理をする場合は、人別にして、用途別にするとスムーズです。コップの裏に強力なマグネットをつけて、つけたい場所にマグネットプレートを貼り付ければ、「浮かせるコップ収納」に早変わり。歯ブラシやシェーバーも、浮かせる収納にすることで、洗面所の掃除が格段に楽になりますよ。最近は100均だけでも、多彩な「浮かせる収納アイテム」が売っていますので、活用してみましょう。
大掃除ではなく小掃除で片づけのモチベーションを維持する
片づけが苦手、掃除が嫌いという人のモチベーションを保ち続けるために、いくつかのコツをご紹介します。
小さな達成感を積み重ねる
全体を片づけ・掃除せずに、まずは小さなステップごとに掃除を進め、達成感を感じる仕組みです。まずは引き出し一つから整理・掃除してみましょう。引出しが終わったら、開かずの扉となっている収納場所や物置部屋など、ステップアップしていくのが良いでしょう。
ビフォー・アフター写真を活用
掃除前後の写真を撮影し、進捗を可視化することでモチベーションを保つ方法もあります。散らかっている現状を客観的に見ることで、片づけ・掃除がしやすくなります。どれだけ綺麗になったか一目で分かるので、達成感を味わうことができます。
タイマーを活用した「15分掃除法」
短時間で集中して掃除を行うことで効率を高める方法。何時間も片づけ・掃除をすることが億劫だと思っている方は、15分だけの短い時間から始めていきましょう。
片づけ・掃除後にご褒美をもらう
掃除後に自分へのご褒美を用意し、やる気を出します。自分だけでなく、家族でのご褒美をみんなで考えると、家族全員で協力して大掃除に前向きになりますね。
今年こそ、スッキリ片づく年末大掃除を成功させよう!
年末大掃除がスッキリ片づかない原因が分かり、明確な計画と心理的ブロックの克服で大掃除が上手くいくコツが分かったでしょう。あとは、実践あるのみです。
もし、片づけが苦手、一人では上手く進められない、プロに手伝って欲しいという方は、整理収納re.smart5の今田と一緒なら、最短2日(実質計6時間)で家のどこか一か所を整理・収納できます。
そのおうちに合った生活スタイルに合わせて、片づけ・収納アイデアをご提案するので、掃除がもっと楽になりますよ。まずは無料の個別相談で、あなたの悩み・ご要望をしっかりと聞かせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。