飾り棚に大切な思い出がつまった結婚式のメモリアルグッズ・写真立て・記念のぬいぐるみなど、たくさん飾っている方は多いと思います。
私もかつては「飾り物」大好きでした。
先日私が訪問片づけでお伺いしたA様の飾り棚には思い出品がいっぱい!
結婚式の二人のお写真
新婚旅行の思い出の一枚
お子様の12か月マンスリーフォト
その他、旅行がお好きなA様は、いろんな旅行先での工芸品や置物、キーホルダーなどを飾っていました。
飾り棚に起こる違和感とは
その飾り棚は「素敵だな♡」と感じる一方、整理収納アドバイザーとして、ある違和感がありました。
飾っているものの中には、なぜか日用品である「マスク」や「リモコン」が混じっていたからです。
なぜ、ここに日用品があるのか聞いてみたところ、「何年も見直ししないできたので、スペースがないときに置いていました。」とのことでした。
さらによく見ると、A様の大好きな推しのキャラクターのマスコットが、隙間に並んでいたり、スチールラックにチェーンでぶら下がっていて、いろいろな思い出と趣味のものが「飾り物」というくくりで集まっているようでした。
思い出と趣味・コレクションを混合すると散らかる
実は飾り物や思い出の品、コレクション系のモノの整理にお悩みを持っている方は多いのです。
なぜかというと
- 気に入っているから、手放したくない。でもスペースがない
- 手放したらそう簡単には手に入らないし、もったいない
- いただきものだから、(縁起ものだから)捨てずらい
ご家族が増える、ライフステージの変化で、生活に必要なものが増え、収納スペースは無くなりますが、思い出の品は増えていきます。
飾りたいものの整理収納には○○と○○がカギ!
A様もまた、お子さんの増え行くおもちゃのために、飾り物にスペースを割いていていいのかどうか、悩んでおられました。
そこで、一度飾っているものは全て集めてみることにしました。
- ウエディンググッズ
- 指輪やアクセサリーのケース
- 工芸品
- おまもりやだるまなどの縁起もの
- 写真立て
- 趣味で集めたキャラクターマスコット
【カギ①】飾り物は範囲を決めて飾る事
飾り物をするなら、先に「範囲」を決めてしまうのが一つ目のカギです。
まずは、収納が必要な日用品や家電などの場所決めと配置を済ませます。
すると、飾り物を飾れるスペースが見えてきたのです。
今回は、スチールラックとクローゼットの上段の2か所をご提案させていただきました。
やみくもに飾っていくよりも、「ここからここまで」というルールを作ってしまえば、スペースに悩むことはありません。
【カギ②】限られたスペースに飾るものを選ぶには「熱量」
限られたスペースに飾りたいものを厳選するには、もう一つカギとなるのが「熱量」というキーワードです。
- いただいたものだから
- 子どもが作ったものだから
- 思い出のものだから
そのような幸せな気持ちで飾り付けた当時と、今現在での「熱量」に変化はありませんか?
飾る範囲を限定したら、そこに飾るものは、『今現在の自分にとって「熱量」の高いもの』にしてみましょう。
そうすると、「今まで大切だと思っていたものだったけれど、新しく飾りたいものが来たから、こちらに席を譲ってあげよう」と優先順位を決める判断ができるようになります。
思い出の見直しで、より良い思い出を大切にしていく
「大切な思い出」や「大事なもの」というのは、賞味期限がなく、区切りもつけにくいものです。
しかし、飾り棚のスペースが表舞台だとしたら、心行くまで飾ったあと世代交代があっても良いのではないでしょうか。
A様はこのアドバイスで、縁起物などは
「ご利益ももらってお役目が果たせたので、もう大丈夫。」
「記念にと思って持っていたものも意外と使っていなかったし、もう区切りをつけよう!」と判断され、限られたスペースの中で、思い思いに「飾る」ことを楽しまれていました。
「手放す」ことに後ろめたい思いを持っていたA様でしたが、「範囲」と「熱量」というカギを使って、今の暮らしを理想の形に変えていくことができました。
思い出の品は無理に捨てなくても良い
思い出の品はすぐに処分ではなくとも、コンパクトに保管する方法はございます。家の中全体を片づけることで、思い出を飾るスペースが広がるかもしれません。
家全体の収納をどのように使ったら有効的なのか、モノを残すかどうかの判断に迷っている、一人では片づけられないという方は、私たち訪問実績と経験が豊富な整理収納アドバイザーが最短ルートで伴走します!
是非一度、いつでも思い出を楽しめる整った部屋を味わってくださいね。ご依頼をお待ちしております。