こんにちは、埼玉県狭山市在住の整理収納アドバイザー今田ゆみです。
片づけが得意な人や好きな人とっては、モノを整理することも出したものを元に戻すことも、そんなに大変なことではないのですが、家族に片づけが苦手な方がいると、部屋が散かってしまうということがあります。
家族に片づけが苦手な人がいると
- 片づけの話をすると不機嫌になる
- 片づけをお願いしてもやらない、逃げてしまう
- 家の一角に倉庫みたいな場所ができる
場合があります。
では、片づけが苦手、好きでない人に片づけをさせるための方法を説明します。
片づけない旦那さんの物を片づけさせたい
訪問片づけの相談を受けたA様は、旦那さんがご自分のものを片づけてくれなくてストレスを感じていらっしゃいました。旦那さんへ片づけの説得をしつづけていましたが、いっこうに片づけてくれないというお悩みがありました。
訪問片づけの相談を受けて、まず私がアドバイスしたことは
「旦那さんが感動するほど、まずはご自身の片づけを頑張ってみましょう」でした。
まずは自分の物や場所から片づける
A様は旦那さんへ片づけの話をするのをやめて、ひたすら自分の持ち物を整理しました。そうすることで、家の景色をどんどんと変わっていったのです。
A様のその頑張りは、旦那さんの目にもうつっており
「すごいじゃん」と声をかけてくれるようになったそうです。
実は片づいた場所を見ると、他の人も片づけたくなる心理があります。片付いた空間を自分のもので散らかしてしまうと、罪悪感が生まれるので、『片づけよう』と気持ちを持つことになります。
旦那さんにも片づけの協力を依頼する
いよいよ、旦那さんへ片づけのアプローチをしたいA様に私はこう伝えました。
「捨てたい気持ちが伝わってはいけませんよ」とお話しました。
なぜなら、片づけを人にさせられることは、片づけが苦手な人や好きでない人にとって、とても苦痛があるのです。無理に捨てさせるということは相手へストレスを与えてしまい、逆効果になります。
「それは無理かも」ということで、私とA様、旦那さんの3人での片づけを始まりました。
A様は「絶対捨てないから」と前置きをして、今の生活において
『今使っているもの』と『もう使っていないもの』に分けてもらうことにしました。
はじめは捨てられることに拒否感を抱いていた旦那さんも
「分けるだけなら」と協力してくれることに。
分けていくと、20代の時に買った服、昔は読んでいた漫画本などが出てきましたが
旦那さんは「あーこれね。もう使わないかな」とあっさり処分。
10年近く、放置されていたものが、あっさり手放す決心をしたのです。
片づけに納得したら動くようになる
頑なに片づけなかった旦那さんがモノを捨て始めたのにA様はビックリ。
人は中身が把握できないほどモノをため込むと、こんがらがった糸みたいに向き合うのが「面倒」「こわい」「嫌」になってきてしまいます。物を失ってしまった後、後悔も失敗もしたくないからです。
そして人は説得されるより納得したいものです。
納得するまでに時間がかかるかもしれませんが、その時間が味方になってくれることもあります。
家族に片づけを協力してもらいたい方へ
夫婦間では言えない、納得できないことも私たちのような片づけのプロが間に入り、お手伝いすることで、解決できることがあります。
これはお子さんにも当てはまることかもしれません。お子さんが片づけしないというご家庭のお悩みも解決しますよ。
家族みんなが片づけを出来るようになれば、その家は最高の住み心地で安心安全の場所になります。家族みんなが幸せになる空間を作るお手伝いをしますので、片づけのお悩みがある方は是非、私にご相談ください。